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セリューション乳房再建術とは、ご自身の身体から採取した脂肪と幹細胞を、乳房温存(部分切除)手術後の乳房に注入して形を整える治療です。
当院では、
に対して、二期再建による、「セリューション乳房再建術(脂肪由来幹細胞移植/再生医療)」を行っています。なお、すでにバッグプロテーゼで乳房再建されている方は、バッグを取り出してセリューション乳房再建術を行うことも可能です。
※乳腺全摘出手術を受けた方や、乳房の欠損が多い方は、バッグプロテーゼ挿入法が適応となります。
※大胸筋も切除された方の乳房再建(腹直筋皮弁、広背筋皮弁による再建)は、当院では行っておりません。
当院でセリューション乳房再建術をお受けいただく際には、下記2点が必須条件となります。
乳房再建手術はシリコンバッグを用いることが主流ですが、人工物を体内にいれることへのご不安、アレルギー反応のご心配、バッグプロテーゼの感触にご不満のある方に、セリューション乳房再建術が適しています。
セリューション乳房再建術は、単なる脂肪注入ではなく、「幹細胞」を一緒に注入することが大きな特長です。
以上の手順を踏まえることで、生着率(バストとして胸に残る率)が70~80%まで高まります。
脂肪から不純物を除去して濃縮するためには「ピュアグラフト」、幹細胞を活性化させるには「セリューションシステム」という医療機器を使用します。 ピュアグラフト、セリューションシステムについて詳しくは幹細胞豊胸のページをご覧ください。
ご来院いただきましたら、当院のスタッフがプライバシーの確保された待合室へご案内いたします。 その後カウンセリングルームで、患者様のご要望を伺い、シミュレーションシステムを使ったイメージシミュレーションを行いながら、ドクターから施術に関する十分な説明を行います。
実際に患者様の希望する部位を撮影。その画像をもとに、コンピュータソフトでバストの大きさや形を自由に変えながら、希望の仕上がりを、患者様とドクターがお互いの目で確認することです。これにより、ドクターと術後のイメージを共有することができます。
血液検査など、施術を受けていただくための適応チェックを行ないます。 当院でセリューション乳房再建術をお受けいただくには、下記が必須条件です。
局所麻酔のほかに静脈麻酔を併用し、うとうとした状態で手術を受けることができます。全身状態を正確にモニターリングしながら、お身体に負担の少ない方法で麻酔をおこなっています。適性の深度にしますので、1時間程度お休みいただき、入院することなく、そのままお帰りいただけます。
脂肪減少術の前処置として行うのが、チューメセントテクニックと呼ばれる処置です。止血剤などを含んだ麻酔液を相当量注入して局所麻酔を施します。これは吸引部位の麻酔及び止血効果を高め、よりデザイン性に富むラインの実現のために行います。
腹部・臀部(お尻)または大腿部(太もも)より脂肪組織を吸引します。吸引の際には摩擦などの負担をかけないように、スキンプロテクターを用い皮膚部分を保護します。 聖心美容外科ではこれまでの脂肪減少術の症例実績を生かし、ダメージを最小限に抑えた高度なテクニックで施術を行います。 当院ではベイザーリポ2.2を導入しています。
吸引した脂肪を「注入用」と「幹細胞抽出用」に分け、注入用脂肪はピュアグラフトで不純物を除去して濃縮します。 この工程で、脂肪細胞以外の不要な成分を20%以下にまで取り除きます。
幹細胞抽出用脂肪から、セリューションシステムを使って幹細胞を抽出します。幹細胞は、もともと脂肪組織に含まれますが、脂肪とくっついた状態では働きが悪いままで、含まれる量も少量です。セリューションシステムで、脂肪と幹細胞を分離することで、活きのよい幹細胞を多量に抽出します。
バストの皮下組織内に吸引した脂肪組織を注入します。脂肪組織を少量ずつまんべんなく注入する「マルチプルインジェクション」と呼ばれる方法で、バストの石灰化(シコリ)を防ぎ、より美しい仕上がりへ導きます。
処置時間
3時間~4時間程度
日常生活
シャワーは3日目から可能です。入浴は抜糸後(約1週間後)から可能です。
手術後3か月間は、ワイヤー入りのブラジャーや補正下着などで胸を締めつけないようにしてください(脂肪組織の生着に影響を与えるため)。
腫れ・赤み
【脂肪注入部】
手術後、胸の張り感はありますが、時間の経過とともに治まります。腫れは1週間程度で治まります。
【吸引部】
手術後2週間経った頃から硬さ(硬縮)が出てきます。これは、手術後の自然な経過です。ご自身でのマッサージや、アフターケア(インディバCET)をお受けいただくことで、回復を早めることができます。また、内出血や痛み、腫れは、時間の経過とともに治まります。多少の個人差はありますが、2週間程度です。
効果
セリューション乳房再建術は、ご自身の脂肪組織から幹細胞を分離・抽出し、活性度を高めた上で濃縮脂肪と混ぜて注入する再建術です。
活性度の高い幹細胞を多量に注入することで、脂肪の生着率を高め、しこりのリスクを抑えます。
施術内容
大腿等から脂肪を吸引。ピュアグラフトで不純物を除去し濃縮。セリューションシステムで脂肪から幹細胞を抽出し活性化する。幹細胞を濃縮した脂肪に加え、腋窩より乳房内に注入する。脂肪採取部位を圧迫固定する。
リスク・副作用情報
稀に、脂肪注入部位のしこり・凹凸が見られることがあります。当院のセリューション乳房再建術では、しこりが生じにくい注入法(マルチプルインジェクション)を行っておりますが、万が一術後のしこりが気になる場合は、医師にご相談ください。脂肪注入部位の脂肪の生着については、個人差があることをご理解ください。
※妊娠の可能性がある場合は、手術をお受けできない場合もありますので、必ず医師にご相談ください。
未承認医薬品等である事の明示 | Celution 800/CRS Deviceは未承認機器・医薬品です。 |
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入手経路等の明示 | Cytori Therapeutics, Inc社 |
国内の承認医薬品等の有無の明示 | 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。 |
諸外国における安全性等に係る情報の明示 |
以下の認証を取得しております。 米国のFDA(アメリカ食品医薬品局)等に承認されております。リスクとしては術後の皮膚の引きつり、脂肪塞栓、血栓症、皮下出血、疼痛、感染症、皮膚の知覚障害、麻酔に関連する事象が報告されています。 個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/healthhazard/ |
医薬品副作用被害救済制度について | 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。 |
脂肪や減少術豊胸術、フェイスリフトなど身体的負担が比較的重い施術は、少なからず術後のむくみや内出血など、ダウンタイムが生じます。当院ではこれらのダウンタイムを少しでも短縮し、一日も早く理想の状態を実感していただけるよう、内出血やむくみ等の早期沈静を促す漢方薬(2種処方)を1週間分処方しています。
※当院で施術を受けられた方が対象です。漢方処方には別途費用を申し受けます。
※施術内容や術後の状態、体質に応じて処方いたします。
当クリニックの診療は自由診療(保険適用外)となります。
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